qrcode
 無料ブログ作成サービス JUGEM
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

|- |- | - | pookmark |
かまわぬ手ぬぐい百科

 あかすり、麻の葉、洗い方、有松豆絞り、いたずら、イチゴ、内祝い、エコバッグ、お節料理、男前、かき氷、かまわぬ、キャラクター、求婚、ごろ寝枕、室礼、正月、段縞、デート、手品、道中かぶり、ヌード、母の日、昔話、矢がすり、わびさび、わらべ…。383のキーワードで図解する、手ぬぐい事典。 データベースより



粋な手ぬぐい専門店「かまわぬ」。
私のファーストインパクトは「スキーをする舞妓さん」でした。
着物を着て足にはスキー。極力色を抑えたシンプルな配色に大胆な構図に一気に虜になりました。
同じパターンが地紋になったようなデザインもとてもユニークなものが多く、いつも選ぶのを迷うのですが、やっぱりどんと大きく絵を使用した大胆な構図のデザインが好きです。


そんな「かまわぬ」の百科…ということで、テキスタイルがずらりと並んだ作品集のようなものかと思っていましたが、面白い方向に予想を大きく裏切ってくれました。


「あ」から始まる、いわゆる事典。
百科と称する通り、様々な「手ぬぐい」にまつわる色々解説が
シュールなイラストで説明されています。
そう。シュール。
この本にはこの言葉がぴったりかと。
「手ぬぐい」というネタで、こんなに遊べるのか!?と、いろんな意味で驚かせてくれます。


「手ぬぐいのかぶり方」というテーマでは、伝統的な姉さんかぶりや鉢巻を乗せつつ
オリジナルの面白すぎる使い方で遊んでみたり。。


ページをめくるたびに「ぷっ」と笑えます。
シュールなネタが好きな方におススメです。




無謀にもランキングに参加してしまいました。ご協力おねがいします!
<br />
 ランキングバナー にほんブログ村 本ブログへ

JUGEMテーマ:読書
JUGEMテーマ:エンターテイメント
|実用書. 他 |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
牢の中の貴婦人
見知らぬ異世界の牢獄に、いきなり放りこまれたエミリー。手探りで状況を分析するうちに、どうやらこの世界で権力を争う二大勢力の、一方の貴族の女性と人違いされたらしいことがわかる。そんな中エミリーは、同じ砦の牢に閉じこめられているひとりの男性に心惹かれていくのだが…。英国児童文学の女王による、“デイルマーク四部作”の原型ともいえる不思議な味わいの物語。データベースより

 
気が付くと牢屋に閉じ込められていた主人公のエミリー。
牢屋の中からの情報しか得られないながらも、どうやらここが異世界で
人違いされていると気が付く。
そんな中、同じ砦の牢に入っているらしい男性に惹かれていくのだが…


というのがおおむねのストーリー。
着想は、さすがジョーンズ!と唸るような奇抜なスタートでしたが
ジョーンズ作品で初めて、読み進めるのを断念しそうになりました。
作者の大ファンなので、ジョーンズ作品というだけで評価が高くなりがちなのですが
そんな私でも、これは…正直つらかった。
本当にジョーンズが書いたの?と疑問に思ったほど。


中盤の文章力はさすがですが、ラストが…。。
この後味の悪さは…いただけません。
どう好く捉えようとしても、これはさすがに手に余ります。
児童向けではなく、大人のファンタジーということでこのような展開なのかもしれませんが
それにしても、救いがなさ過ぎて。。


デイルマーク四部作の原型ともいえる作品なのだそうです。
そちらは好きなので、え?これが?と反発したい気持ちになっています。



無謀にもランキングに参加してしまいました。ご協力おねがいします!
<br />
 ランキングバナー にほんブログ村 本ブログへ

JUGEMテーマ:読書
JUGEMテーマ:エンターテイメント
|タ行(D.W.ジョーンズ) |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
恩田 陸   きのうの世界(上)
上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。 データベースより

 
恩田陸。
私の些細な読書人生において、屈指の作品を有する作家で
「人生観に影響を及ぼされたわー…」と感じるような作品も多々ありました。
ミステリーもファンタジーも青春モノもあまりハズレがないと言いますか、話の展開が独特。
バランスの取れた作品が多いかと。
定番のような作品でもどこか「恩田陸」というテイストを醸しだしていたり、
着想が一ひねりあって初めからどこに進むのか分からなかったり…
作品を手に取る上で、「恩田陸なら!」と、妙な安心感があります。


一見平凡な小さな町。
特徴といえば塔と水路。
いつの間にか居ついた謎の男性が死体で見つかる。
犯人はだれなのか?
なぜ住民は町のシンボル足り得る「塔」を意識の外に置いているのか?


本作も序盤が独創的。
発見される死体…という不穏な空気でスタートします。
じわじわとお話が進み、不可思議な世界観に包まれていきます。
どんなジャンルもこなす作家さんなので、何処に着地するのかどんな結末になるのか
予測が付きません!





無謀にもランキングに参加してしまいました。ご協力おねがいします!
<br />
 ランキングバナー にほんブログ村 本ブログへ

JUGEMテーマ:読書
JUGEMテーマ:アート・デザイン
|ア行(恩田 陸) |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
梨木香歩   沼地のある森を抜けて
始まりは「ぬか床」だった。先祖伝来のぬか床が、呻くのだ。変容し、増殖する命の連鎖。連綿と息づく想い。呪縛を解いて生き抜く力を伝える書下ろし長篇。データベースより


梨木香歩 は大好きな作家です。
全作読んでおりますが、好きすぎて感想が書けない…という重症です。
まず「好き!」が発露してしまい、感情論に偏り、どこに感銘を受けたか?を
論理的に説明できず、そんな小学生のような文章が自分で嫌になり
感想をアップしない…という負のループに陥っています。

そんな私ですが本作。好きか嫌いかで言ったら、嫌い。
発売直後に購入し、読了したのですが…
いや?まさか!?梨木香歩に限って?と戸惑い「ああ…この本、苦手なんだ…」
と認識するのにしばらく時間がかかりました。
でこれを書くのに、この作品が好きではないと書くことにまた時間がかかり、今に至るわけです。

序盤かららしくないスタートだなと思いつつも「ぬか床から手が出てきて…」という着想に納得し
他作品と似ているな…と思いながらも、その雰囲気を味わっていましたが
中盤からおかしな雲行きに。
で終盤。
「少女漫画かよ!?」と思わず突っ込みを入れてしまいそうに…

比較的良作なのだと思います。
好みのテイストではなかった…というだけなのです。
でも、私にとっては「残念だな…」という言葉に尽きる作品でした。


無謀にもランキングに参加してしまいました。ご協力おねがいします!
<br />
 ランキングバナー にほんブログ村 本ブログへ
JUGEMテーマ:読書
JUGEMテーマ:エンターテイメント
|ナ行(梨木 香歩) |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |