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三津田 信三   忌館 ホラー作家の棲む家
奇妙な原稿が、ある新人賞に投稿された。“私”は友人から応募者の名が「三津田信三」だと知らされるが、身に覚えがない。そのころ偶然に探しあてた洋館を舞台に、“私”は怪奇小説を書きはじめるのだが…。本格ミステリーとホラーが見事に融合する三津田信三ワールドの記念すべき最初の作品が遂に登場。 データベースより 


作者の三津田信三が、実際にあった出来事を記す…というスタンスで
物語は展開していく。
作者がホラー、ミステリ、怪奇小説好きという事もあってか
作品には終始「どこかで読んだ事があるような??」という雰囲気が漂っています。
正直、目新しさは無い。
でも突っ込みどころが多々ありますが、「好きなものを書いているんだ!」という
勢いをひしひしと感じる。
勢いに任せて読み進めているうちに、どこまでが現実だったのか!?と
煙に巻かれているうちに大混乱の終盤。


最後まで、フィクションか?ノンフィクションか?という投げかけられた謎に
いくらでも深読みや解釈が出来そうです。


作者の余談とも言える、本の話が実に興味深い。
講義を受けているような気分になりますね。
マニアックと言われるほど精通している方のおススメ本は、やっぱり面白くて当りが多い。
取り上げられている作品は有名なものが多いのですが、未読のものもたくさんあったので
今後の選択の参考になりそう。


作者が折に触れて解説している「乱歩」の色がかなり濃い。
乱歩や連城三紀彦を改めて読み返したくなる、作品でした。



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|三津田 信三 |comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
インセプション
クリストファー・ノーラン監督、レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙の共演で贈るSFアクション。コブは他人の潜在意識に侵入し、アイデアを盗み出すトップスペシャリスト。そんな彼のチームに、ある人物から特別なミッションが下る。 データベースより


実に巧妙に「仕掛け」が散りばめられた作品。 
マトリックスを彷彿させるような映像は確かに素晴らしいけど、
さてストーリーは?と先が読めずに中々入り込めなかった序盤。
話の全体の輪郭が見え始めたあたりから、ぐいぐい引き込まれました。


確かに面白い!良く出来ている。
複雑な内容ながらも、興味深く楽しめました。
ただ、ちょっと目を離すと全く内容がわからなくなってしまうけど!


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めしませ着物―着付けから簡単お直しまで (別冊NHKおしゃれ工房)

母が結婚前に和裁士をやっていたこともあり、小さい頃から多少は
着物に触れる機会がありまして、浴衣だったら自分で着れます。
と言っても、帯は文庫しか形になりませんが。
着物となると…あやしいです。
帯が…お太鼓ぐらいしか結べませんが、やっぱり形が決まりません。
「いざ着物!」と機会があったときにしっかり着れるように、この本を選びました。


着物の着方がとにかく丁寧に解説されています。
着物を着れるようになりたいけど、どうしたらいいか分からない、初心者にも安心の1冊。
大き目の写真つきなので、着ながら迷った時に見やすい!
取り上げられている帯結びはベーシックなものですが
ここをしっかり抑えておかないと応用が利かないし、これが結べれば十分!
男性の着方も図解つきで記載。
男帯ってやっぱりかっこいいなー!


NHKおしゃれ工房の別冊という事もあり、チョイスしてある着物が落ち着いているのが特徴ですね。
幅広い読者層がターゲットなわけで、だれからも嫌われないデザイン。
これって中々難しいですよね。
上品で華美すぎない華やかさが、目にも清々しいお着物がたくさん載っていました。
実用の面でもとても優れた本です。



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|実用書. 他 |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
告白
『嫌われ松子の一生』などの話題作を世に送り出す奇才・中島哲也監督が、湊かなえのベストセラー小説を映画化。「生徒に娘を殺された」という女教師の告白から始まり、殺人事件に関わった登場人物たちの独白形式で構成される衝撃作。 データベースより 


久々に邦画を観ようという気になった。
そもそもこの原作の小説を買おうかずーーーっと迷っています。
読んだと言う友人から「後味が悪いからやめた方がいい」と言われ
コレを見て、確かになー…と改めて思いました。
映像だから中和されているけど、活字で目にしたら
のめり込んで、後々ずーっと引き摺る事になりそうだ。


好みが大きく分かれるでしょうが、良く出来ていると思う。
この監督独特のカットワーク、間合いが、この作品によくあっている。
中盤くらいまでは「こんなもんか…」とよくあるパターンのようにかんじましたが
先生の告白以降の展開が、意外というか…
話題作は基本的に否定派なのですが、これは見ごたえがあった。


ただ、気分は良くない。
爽快感も全く無い。
見る人を選ぶようです。監督の力量を感じる完成度の高い作品でした。


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