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立原えりか  まほうつかいのまごむすめ
お父さんが事故で亡くなり、お母さんと二人暮しのサチコは、いつも母親の手伝いをする良い子です。仕事帰りの母を待っていると、ベルがなります。
「お母さんだ…」サチコはいそいそと、ドアをあけました。ところが外に立っていたのは、知らない女の人だったのです。黒い長いマントをすっぽりとかぶるように着た姿が、ほんのりと明るい光をうけています。「まほうつかいの、まごむすめよ」と言いました。
「おばあさまの指輪をさがしに来たの。… わたしの家のプールの底は、あなたの家の庭とつながっているのよ。… わたし、おばあさまの指輪がみつかるまで、ここにもどれないの。」その日からまごむすめと親子の3人の生活が始まりました…。


赤い鞄に黒いマント。勝手に料理をしてくれる、銀の泡立て器。つむじ風そっくりな歩き方。ばらの花びらのピクルス。うす緑の瓶の中のすべての悪しきものが去る実。鳥たちのリボンの電話。ダチョウの足アブラ。魔法はたくさんありましたが、
「夕ごはんのしたくだって、おもしろいあそびだわ。」
小学生の頃から夕食当番だった私は、この言葉が一番の魔法のように思えました。


小さい頃大好きだったのですが、大人になって読むと、また印象がちがいますね。
児童書ってそういう作品が多い。だから、再読したくなるんだろうけど。


まほう
  

当時は、まごむすめが大人の女性の象徴のようでした。明るく、華やかで、いつもどこか楽しそう。突然「歌手になる」と言い出しては、テレビの歌手を見て「やめたわ。歌手なんてものに、なるもんですか。ちっぽけな箱の中にとじこめられてしまうなんて、おそろしいわ。」と、即撤回。そんな勝手なところも大人の女性の特性だと感じました。


再読してみて、まごむすめはこんなに自由だったのか…と、驚愕。この娘の言動を、ワガママと言ってはいけません。ただの人間ではないこの娘のは、人間のちっぽけなルールは通用しないのですから。
大人にならざるを得なかったサチコに、まごむすめはどんなにまぶしく見えたでしょう。


立原えりかの世界は色に溢れています。よく登場するのは「ばらいろ」。立原作品を象徴しているようで、それだけで心が揺すぶられます。



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|タ行(立原 えりか) |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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