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半村 良  能登怪異譚
市助には8人の子がいた。その子達が夜ごと布団を抜け出し、朝まで箪笥の上に坐っている。そのうちに市助を除く家族全員が夜な夜な箪笥に上がるようになって……。
短編集。すべて能登の方言のよって会話形式で綴られる。


アンソロジー等で何度か読んだことがあり、気になっていたのですが、ちゃんと読むのは初めてでした。
で、岩井志摩子の「ぼっけえ きょうてえ」を読んだばかりだったので、あれ?同じ人だっけ?と一瞬勘違いしちゃいました。方言トークとか、1人称の会話とか、形態が…。こんな事を書くとファンの人に怒られるかな?この作品に限ってです、と注釈を入れておこうあせあせ
話自体はおどろおどろしく混乱に満ちているのに、淡々と語られるので、本当
「日本昔話」
な感じ。「ぼっけえ〜」に比べると、ファンタジックだと思います。


箪笥 蛞蝓 縺れ糸 雀谷 蟹婆 仁助と甚八 
夫婦喧嘩 夢たまご 終の岩屋

の9編からなっていますが、私的には、箪笥、雀谷、蟹婆が怖かった!


  

箪笥は、怖い怖いと散々聞いていたので、かーなり期待して読んでみると……、
うわーー!そうきたか!?うーん、これはジワジワくる。なんでそうなってしまったんだろ?と、後をひく怖さ。
雀谷、蟹婆は、こういう閉じられた生活空間における因習がもたらす恐怖というのが上手く表現されています。短いので、すじを説明しようとするとネタバレしちゃうので書けませんが、一度読んで「あっ!」と、驚いて欲しいです。


世の中的にどう見えようが、コミュニティーの中での「自分達ルール」でのみ、善と悪を判断している。それを破る異邦人は、悪であり、ターゲットであり、殺すことも厭わない。この恐怖は、全遍通して言えることだと思います。
とても、怖くて面白い作品です。



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