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岩井志麻子  ぼっけえ きょうてえ
「とても、怖い」という意味の岡山地方の方言。
遊郭で「左のこめかみに向かって目鼻が引き攣れている」女郎が寝つかれぬ客に促され、ぽつぽつと、身の上話を始める…。表題他3作。

読了!本当に「ぼっけえ きょうてえ」話でした!
総じて台詞部分は岡山弁で進行。それがまた恐い!方言であるがゆえに、変な飾りがなく情景がリアルにつたわってきます。
人間の業、女の業、閉鎖された土地の業、どろどろと粘着質に渦巻いて、今見えている事は現実なのか?過酷な状況が見せる幻なのか?終始不安に襲われます。




表題にある「ぼっけえ きょうてえ」は、それなりにちゃんとオチがあったけど、後の3つは陰惨でかなり救われない。
「密告箱」は話の核がコレラという事からして、救われる余地がない。
「あまぞわい」は漁村にまつわる民話伝承と排他的な村人、その中での男女の業。
「依って件の如し」は村八分にされた孤児の兄妹の話。


舞台は明治だそうで、時代こそ違えど、私もかなりの田舎出身なので、身につまされるものが…。ああいう閉鎖された土地の人々の余所もの排除の意識って、本当に凄いものがあるよ。田舎の人は純粋で素朴なばかりではないのだ。今でもね…。
でも、上手いなあ。これが初、岩井志麻子だったんですが、今後買っちゃうんだろうな…。どれを読んでも救われない気分になりそうですが。



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