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S・J・ローザン  チャイナタウン
真冬のチャイナタウンの美術館から貴重な磁器が消えた。盗品発見を依頼された探偵リディアはパートタイムのパートナーたるビルと共に、中国人ギャングと美術品業界の調査に着手。だが事件の周辺からは二重三重の謎が……。

うーん。私好み!面白かった!多分ジャンルはハードボイルドなんだろうけど、かなり好感持てた。以前紹介した「料理で読むミステリー」で興味を持ち、読んだわけです。シリーズ物なので続巻もぜひ読みたいですね。


薄い本なわけではないのにサクサク読めるのは、リディアとビル、二人を取り巻く人々が魅力的だからでしょう。
28歳の中国人女性で、探偵のリディア。チャイナタウンに探偵業に大反対の母親と暮らし、口うるさい兄に何だかんだ言われながらも事件に挑む。
白人の中年男性で同じく探偵のビル。手に負えない仕事がある時、二人はコンビを組む。リディアに恋心を寄せながらもあしらわれている。その切なさが、また…。
この二人の事件の合間の軽口応酬は、身近で皮肉たっぷりで読んでいて楽しい。
このコンビに愛着が湧かないわけがない!

他にも、仙人のような抽象的な忠告をするガオ氏。お人好しの美術館館長で依頼人のノーラ。口うるさいけど頼りになる、刑事で親友のメアリ−。などなど、個性豊かな登場人物が沢山!


人間味溢れるリディア。時に失敗して痛い目にあう。そんな時慰めてくれるのはお茶。何かあるとお茶を飲む。相棒のビルはコーヒー。でもリディアはお茶。リラックスの時、落ち込んだ時、ご飯のお供に、どんな時も側にはお茶。紅茶だったりジャスミン茶だったり、中国茶だったり種々様々。お茶飲みの私はかなり親近感を覚えました。そんな処もこのシリーズが気に入った要因かな?


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|サ行(S.J.ローザン ) |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |