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坂東 真砂子  狗神
過去の辛い思い出に縛られた美希は、四十路の今日まで恋も人生も諦め、高知の山里で和紙を漉く日々を送ってきた。そして美希の一族は村人から「狗神筋」と忌み嫌われながらも、平穏な日々が続いてゆくはずだった。そんな時、一陣の風の様に現れた青年・晃。互いの心の中に同じ孤独を見出し惹かれ合った二人が結ばれた時、「血」の悲劇が幕をあける!不気味な胎動を始める狗神。村人を襲う漆黒の闇と悪夢。土佐の犬神伝承をもとに、人々の心の深淵に忍び込む恐怖を嫋やかな筆致で描き切った傑作伝奇小説。
内容(「BOOK」データベースより)


会話部分は高地弁。それ故、山間部の閉鎖された集落という感じが上手くあらわされていて、怖さが増します。
前半のゾクゾクと底冷えする恐怖に、かなり期待していたので、後半のストーリー展開は消化不良。ちょっと、ご都合主義すぎる展開に「勿体無い…」と感じる所もしばしば。


美希の不満や戸惑いなどの気持ちの推移は共感出来き、感情移入もスムーズ。ただ、晃の言動にパンチがない気がしました。超然としすぎていて、一見作品の雰囲気を造っているようで壊している。
また、村人の態度変換後も急展開すぎて、押しが弱い。もう少し憎悪や混乱があってもよかったのでは?

まだ続くよ ぽちっと →
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坂東 真砂子  蟲
めぐみは平凡な主婦として隠やかな日々を送っていた。ある夜、夫が古い石の器を持って帰宅。富士川のほとりで捨ったというその器には「常世虫」と彫られていた。その時から彼女は奇怪な夢や超常現象に悩まされ始める。そしてある日、夫の体から巨大な緑色の虫が這い出るのを目撃してしまった。深まる謎は、古代の俗信仰「常世神」へと遡ってゆく…。日本人の心の底に眠る恐怖を鮮烈なイメージで呼び起こす秀作。第1回日本ホラー小説大賞佳作作品。「BOOK」データベースより


死国や狗神で有名な作者。題名からも判るように「虫」の話です。
虫ネタ大っっ嫌いなのに、なんで手にとったのだろう?自分でも不明。
坂東真砂子も何作か読んでいますが、いつもだったら絶対にさけてるのに何故?
常世虫に呼ばれたのかな?


主人公は妊婦で、会社を辞め、世間から乖離したと感じている。仕事を辞めた自分に自信が持てず、漠然とした不安を抱いている。そんな中、唯一世界との接点だった夫が変貌!
私の年齢やおかれている状況が似ていたせいか、ぐいぐい引き込まれました。
これは女性の方が共感出来るでしょう。女性以外でも、仕事をリタイヤした方とか。


虫

まだ続くよ ぽちっと →
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