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ディクスン・カー  不可能犯罪捜査課  カー短編全集
発端の怪奇性、中段のサスペンス、解決の意外な合理性、この本格推理小説に不可欠の三条件を見事に結合して、独創的なトリックを発明するカーの第一短編集。
奇怪な事件を専門に処理するために設置された、ロンドン警視庁「D三課」は専任の課員をそろえて、課長はマーチ大佐、部下の中心はロバーツ警部、二人が隔日に勤務している。
一見異様すぎて、常識では判断出来ぬ事件担当のマーチ大佐が活躍する10編。


新透明人間  空中の足跡  ホット・マネー  楽屋の死  銀色のカーテン
暁の出来事  もう一人の絞刑吏  二つの死  目に見えぬ凶器  めくら頭巾


じつにユーモアに溢れた軽快なタッチで描かれており、非常に読みやすいです。
重厚でトリックや謎ときメインの作品をお好みでしたら、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。
ミステリに関しては、わりと寛容な評価だと思われる私ですら「これは無しでしょう!」と、思わず笑ってしまったトリックがあります。こういうのに目くじらを立ててはいけません。

まだ続くよ ぽちっと →
|タ行(ディクスン.カー) |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |