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東野 圭吾   殺人の門
「倉持修を殺そう」と思ったのはいつからだろう。悪魔の如きあの男のせいで、私の人生はいつも狂わされてきた。そして数多くの人間が不幸になった。あいつだけは生かしておいてはならない。でも、私には殺すことができないのだ。殺人者になるために、私に欠けているものはいったい何なのだろうか?人が人を殺すという行為は如何なることか。直木賞作家が描く、「憎悪」と「殺意」の一大叙事詩。 データベースより


服、映画、本、等…何でもとにかく、セレクトセンスのいい友人がいて
「私は人間不信になるような気がして、あまり好きではないけど、友人がコレを勧めていたよ」と紹介してくれた作品。
流石は彼女。一言で感想を的確に表現しておりました。


読んでいて辛い。
作品としては面白いと思います。
かなり厚い本ですが、集中力が切れそうになる前に、次の大きな動きが来たり
展開も匠だとは思うのですが…
主人公が不幸すぎて、読み進めるのが辛い。。


主人公が周りに振り回されます。
それが無気力だからなのか、いい人だからなのか…
常に「殺人」に魅了され、行動を起こしたいけれど、イマイチ踏み込めず…
と、起きている事柄は波乱万丈ながらも主人公の性格からか、どこか淡々と話が進んで行きます。

 
この主人公の行動が、本当に歯がゆい!!!
もうちょっと疑えよ!とか、もうちょっと抵抗しなよ!と言いたくて…胃がジリジリしました。
巧い作品だとは思うけど、スッキリしない読後感…
自分は友人や人の縁に恵まれているな…と感謝する一方で
何処から不幸がやってくるのか分らないものだ…とモヤモヤする気持ちで一杯です。
時間を置いて読めば違う感想が持てるかもしれないけど、もう手に取りたくないと思う作品でした。



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東野圭吾  鳥人計画
「鳥人」として名を馳せ、日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された。捜査が難航する中、警察に届いた一通の手紙。それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる「密告状」だった。警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。「計画は完璧だった。警察は完全に欺いたつもりだったのに。俺を密告したのは誰なんだ?」警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき「計画」の存在が浮かび上がる…。データベースより
 

久しぶりに本の感想。
東野圭吾は、トリックが革新的と言うか…舞台に大いに凝った作家ですよね。
科学だったり、スポーツだったり…取材が細やかなのか“本職だったの!?”と思うほど
背景設定がしっかりしている。


何年か前に日本が沸きにに沸いた、スキージャンプが舞台になっていますが
専門用語が飛び交い、「携わっていたのかな?」と思うほど。
 

いつも専門的過ぎず、適度に砕けて、読者にも理解しやすいように進めていくのですが
今回は登場人物が皆、ジャンプ関係者なので、専門的過ぎて…
頭の中に「画」が浮かびにくく、ちょっと置いていかれたような感じがしました。
特に山場での細かい説明。
ドラマなど映像を導入すると、スタイリッシュな作品になりそうですが、漠然としているし
SFやメカが苦手な私には、ちんぷんかんぷんだったり…。


トリックはやはり革新的で、推理モノのオールドスタイルを踏襲しつつも
「この世界でなければ成り立たない」という、テーマに絡めた展開は、さすがです。
でも、「東野圭吾で何かおススメはある?」と聞かれても
この作品を勧める事はないでしょう。
 

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東野圭吾  探偵ガリレオ
警視庁捜査一課の草薙俊平は奇怪な事件がおこると、友人の帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学を訪ねる。
突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…。湯川はその難解な事件を科学的に次々と解決していく。
連作ミステリーのシリーズ第一作で、短編集。

ドラマ化するそうで…。その前に。
私は小説やマンガが、ドラマ・映画化するのがあまり好きではありません。
なので、最近の映像メディア界は一体どうなってるのかしら…?という感じですが、ブルータスおまえもか…。
探偵物には即ハマっちゃうので、草薙と湯川のやりとりも楽しく読みました。トリックは思いっきり理系で、正直説明されても?なところが…。トリックに煮詰まっている現在には画期的かも。

湯川は佐野史郎をイメージして書いたそうですけどドラマでは福山!?どうあれ、何度かは見ると思いますよ。


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