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2017.03.23 Thursday
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岩井志麻子 現代百物語
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2011.07.01 Friday
少し感覚のずれている女の子、旅行先で出会った理不尽なガイド、笑いながら人を陥れようとする男……。誰もが現実に出遭い、体験しうる恐怖を『ぼっけえ、きょうてえ』の実力派が描く、現代の百物語! データベースより
題名と作者の他作品の印象から、怖い話かな?と思ってしまいますが
「こんな不思議な人が居るよ。こんな不思議な話を聞いたよ、体験をしたよ」
というお話を集めた、いわゆるエッセイではないか、と。
まあ、ホラー要素も含んでおり、怖いといえば怖いのですが。。
もともとエッセイが苦手で、どんなに好きな作家でも
エッセイだけは避けて通る私ですが
登場人物たちが一癖ありすぎるからか、作者自身の生活が、驚きの連続だからか
思っていた以上に、するっと読めました。
世の中には、変わった人が多いな…と。
作者が穿った見方をしているからかな?とも思えますがそれにしても、変わっている。。
こんなに波乱や刺激が多いと、人生疲れたりしないのだろうか?
普通ではちょっと考えられないような、変わった人に、よく出会う方っていますよね。
そういう人の話はとても面白いのですが、やっぱり語る本人も普通とは言い難かったり。。
それにしても赤裸々すぎる。。
男性遍歴とか、そんなにおおっぴらに描いて…
やっぱり作者も、登場人物に負けず劣らずだからだよ…と思ってしまうのです
無謀にもランキングに参加してしまいました。ご協力おねがいします!
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岩井志麻子 ぼっけえ きょうてえ
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2007.09.30 Sunday「とても、怖い」という意味の岡山地方の方言。
遊郭で「左のこめかみに向かって目鼻が引き攣れている」女郎が寝つかれぬ客に促され、ぽつぽつと、身の上話を始める…。表題他3作。
読了!本当に「ぼっけえ きょうてえ」話でした!
総じて台詞部分は岡山弁で進行。それがまた恐い!方言であるがゆえに、変な飾りがなく情景がリアルにつたわってきます。
人間の業、女の業、閉鎖された土地の業、どろどろと粘着質に渦巻いて、今見えている事は現実なのか?過酷な状況が見せる幻なのか?終始不安に襲われます。
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