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牢の中の貴婦人
見知らぬ異世界の牢獄に、いきなり放りこまれたエミリー。手探りで状況を分析するうちに、どうやらこの世界で権力を争う二大勢力の、一方の貴族の女性と人違いされたらしいことがわかる。そんな中エミリーは、同じ砦の牢に閉じこめられているひとりの男性に心惹かれていくのだが…。英国児童文学の女王による、“デイルマーク四部作”の原型ともいえる不思議な味わいの物語。データベースより

 
気が付くと牢屋に閉じ込められていた主人公のエミリー。
牢屋の中からの情報しか得られないながらも、どうやらここが異世界で
人違いされていると気が付く。
そんな中、同じ砦の牢に入っているらしい男性に惹かれていくのだが…


というのがおおむねのストーリー。
着想は、さすがジョーンズ!と唸るような奇抜なスタートでしたが
ジョーンズ作品で初めて、読み進めるのを断念しそうになりました。
作者の大ファンなので、ジョーンズ作品というだけで評価が高くなりがちなのですが
そんな私でも、これは…正直つらかった。
本当にジョーンズが書いたの?と疑問に思ったほど。


中盤の文章力はさすがですが、ラストが…。。
この後味の悪さは…いただけません。
どう好く捉えようとしても、これはさすがに手に余ります。
児童向けではなく、大人のファンタジーということでこのような展開なのかもしれませんが
それにしても、救いがなさ過ぎて。。


デイルマーク四部作の原型ともいえる作品なのだそうです。
そちらは好きなので、え?これが?と反発したい気持ちになっています。



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ダイアナ.W.ジョーンズ  聖なる島々へ <デイルマーク王国史2>
評価:
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
海祭りの日に生まれ、幼くして領主ハッドの圧政に抗する革命組織に加わったミット。ハッド暗殺計画の一端を担った彼だが、抱えた爆弾はその手を離れて…?一方、ハッドの孫娘ヒルディは、祖父が勝手に決めた意に添わぬ婚約に抗い、弟とともに帆船“風の道号”で旅立つ。運命は、貧しい少年と貴族の姉弟をもてあそぶかのように、遠い島々へと誘う。データベースより


ディルマーク王国史シリーズ、1巻が何処かに行ってしまったのでコレから感想を。
賛否あるようですが、私はこのシリーズ好きです!
普段のジョーンズと比較すると、大人向けなのでかなり硬質な内容。
読解力の無さを露呈しているようで恥ずかしいのですが、私も始めは苦手で…「ジョーンズだから絶対面白いはず!」と…3回目で面白さに気がつきました。
3度も読めば、同じような名前や地形にも耐性が出来てストーリー自体に集中できたのでしょうが。


この巻は特に難易度が高いと思います!
船舶免許持っている私でも、「艫」や「舳先」等の航海用語の羅列には辟易し…。
一番の山場であったはずのミットとヒルディ姉弟の船上でのやり取りにも、あまり集中できませんでした。
 

豪奢な魔法もほとんど登場しないので、児童書の展開を期待すると肩透かしかも…?
ただ、やはり最後は楽しませてくれる!!
怒涛のラストにジョーンズ節をしっかり織り交ぜていました。
後の巻のためにも「頑張って読んで!」と言いたい作品。


それにしても1ヶ月以上、本の感想をアップしていなかった…。
慌しかったとはいえ…感想を練る余裕もなかったんだなあ…


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マライアおばさん
親戚のマライアおばさんの家で休暇を過ごすことになったクリスとミグの兄妹。ところがおばさんの住む海辺の町は奇妙なところだった。子どもが一人もいないし、男の人が皆ゾンビみたいに生気がない。そして、ある日おばさんに反抗したクリスが「変身」させられて…? 元気な女の子が「隠れた悪意」というやっかいな敵と戦う異色のファンタジー!


確かにジョーンズは同じような作風の作品が多い。
主人公は大体キョウダイで、ふとしたきっかけからトラブルが乗算され、中盤は「これをどうやってまとめるのかな?」と頭を捻るくらいの大混乱。でも最後は収まる所に全てがおさまり…のハッピーエンド。
でも、細かい設定や着眼点、そこから広がる発想が素晴らしいのです!!


「マライアおばさん」」はジョーンズ節は健在ながらも、異色…というか、かなり独特です。

「マライアおばさん」は時代錯誤のおばあさん。未だに電話は交換手に繋いでもらわなければ…と思っていたり、野心を持っていいのは男だけだ、とか、女性はズボンを履いてはいけない…とか、初めて読んだ時は本当にイライラしました。
フェミニストな訳ではないのですが、こういう考え方が大嫌い!
親戚にも同じようなことを言うような人がいて、ページをめくるたびに思い出して冷静に読めなかったなー。
改めて読むと…こういう人っていますね!
親切ぶって被害者のように振るまい、嫌味や皮肉を遠まわしに言いまくる。いわれた側が恥ずかしくなり、言っている裏の意味を汲み取り正すのをただ待つという手法。
普通の人にはまねできない高度なテクニック!だって、これをしたら確実に嫌われます。


おばさん以外にも、アクの強いキャラクターがたくさん!登場人物が魅力的なのもジョーンズ作品の素晴らしいところですが、魔法の使い方も様々な手法で魅せてくれますよねー!特にこの魔法、不思議でした。…なんだか…出来そう!?


初読の時は、おばさんにイラついて不快だったのですが、改めて読むと面白いお話でした。でも、以前紹介した「いたずらロバート」を焼き直したような印象を持ってしまったのは私だけでしょうか?
それにしてもラストが凄かった。私はこのラストが好きではありません。
どう好きじゃないかは…言いたいけど言えない悲しい
気になる方は是非ご確認を〜!


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ダイアナ・ウィン ジョーンズ  トニーノの歌う魔法
魔法の呪文作りで名高い二つの家が反目しあう、イタリアの小国カプローナ。両家の魔法の力がなぜか弱まって、他国に侵略されそうな危機の中、活路は失われた“天使の歌”をふたたび見出すことしかない。だが両家の大人たちは、互いに相手方を責め、クレストマンシーの「危機は邪悪な大魔法使いのせいだ」という忠告にも耳をかさない。そんなとき、両家の子どもたちトニーノとアンジェリカが、「呼び出しの魔法」に惑わされて行方不明に。「子どもをさらった」と非難しあい、盛大な魔法合戦をくり広げる大人たちをよそに、トニーノの兄パオロとアンジェリカの姉レナータは、力を合わせて弟妹を探し始める。一方トニーノたちは、目覚めてみると、人形の大きさにされ、人形の家に閉じこめられていた…!?

大魔法使いクレストマンシーシリーズ4巻目で完結作。
今回の舞台はイタリア。呪文を作り、歌で魔法を紡いでいきます。歌が上手く歌えないとなやむトニーノアンジェリカ。歌による魔法の応酬は正にミュージカルのよう!かと思えば卵を投げあったり、牛糞を投げあったり、どたばた喜劇のよう。どうしてこんなに色々な魔法を思いつくのか?頭の中どうなってるの?


モンターナ家とペトロッキ家の喧嘩は豪快!いやあ、悪口って加速しちゃいますよね。ただ、両家の悪口は半端じゃない!不仲になった理由も笑えます。
「スパゲッティはこうして生まれたのよ」とこじつける。でも何だか本当の謂れのような気がしてくるから不思議です。


「パンチ・アンド・ジュディ」は、鈎鼻のパンチが、奥さんや赤ちゃんを撲殺したり、警官、首吊り役人、悪魔をも残殺する物凄い内容のイギリスの伝統的な人形劇です。これを笑いながら見れるのは凄い。トニーノじゃ無くても戦慄します。
でも、長く愛されているからこそ、ネタに出来るんでしょうがね。日本だって恐ろしい昔話はたくさんある。かちかち山なんて、その最たるものですし。


そして逆境に遭い急に精神的に成長。すると今までの見方が変わってしまうというジョーンズ節炸裂!そしてひねくれている猫、ヴェンヌート!痩せてボロボロになっていく箇所は私も悲しくなってしまいました。
はー。最後まで爽快でした。ジョーンズ信者なのでどれも面白く思ってしまうのですが、これは大好きな作品です。


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ダイアナ・ウィン ジョーンズ  ウィルキンズの歯と呪いの魔法
ジェスとフランクの姉弟が始めた「仕返し有限会社」。だれかの仕返しを代行しておこづかいを稼ぐつもりが、来るのは妙なお客ばかり。そのうえ「歯を1本とってこい」という依頼がきっかけで、魔女らしき人物とトラブルに!


最初は魔法なんて半信半疑の姉弟。お小遣い稼ぎのはずが、なぜかトラブルばかり。見ていていっそ、爽快なくらい泥沼にずぶずぶとハマっていきます。
今作も、教訓が嫌味なく織り込まれています。

「だれでもそのやりかたは知っているものよ。人への親切という名前でごまかしているかもしれないけれどね --わたしもそうだったわ。でなければ、そうしてないがいけないのかと自分に言いきかせるとかね。それでも、いいことに見せかけて悪いことをしているとい事実は変わらないのよ」


これを聞いて、ジェスは自分達のやってきたことを顧みる。この女の人の様子を見れば確かに行動を改めるでしょう。
そして、ジェスのフランクに対する鋭い一言

まだ続くよ ぽちっと →
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ダイアナ・ウィン ジョーンズ  いたずらロバート
ヘザーは、メイン館という、古くて由緒ある館に住んでいます。
お父さんとお母さんが館の管理人兼ガイドをしているからですが、ヘザーはうるさく、ゴミをまき散らかす観光客が苦手です。
見物人を避けてのんびりするために、館の人の居ない処をさまよう内に「昔魔法使いを処刑した」と云われる、小さな築山に辿りつきました。そこに腰掛け「いたずらロバートが本当にいたのなら…」と呟くと、何処からともなく「だれか呼んだかい?」と返事が……!


水準としてはかなり高いので、この評価です。
が、ジョーンズの作品としては、歯切れの悪い終り方だったんじゃないでしょうか?
3/4しか終わってない…、後2.30ページ落丁しちゃったような…。
いや、まとまってはいるんですが、これから面白くなりそうだったのに。
なんとも物足りない。


まだ続くよ ぽちっと →
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海駆ける騎士の伝説 を 購入!
海駆ける
でへへ。買っちゃいました★

本当はクレヨン王国の新刊買いに行ったんだけど、売ってなかったんですよ悲しい
で、これは昨年でていたらしい。私は新刊を追い掛けるタイプではなく「見かけたら」買ってます。ジョーンズの書評書いてる時から気になってたので、うれしいハート大小
ちょっと、やらなきゃいけない事が立込んでるので、書評いつ書けるかな?
というか、いつ読めるかな?楽しみがふえた!
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズ  ダークホルムの闇の君 
  
いわずと知れた「ハウルの動く城」の作者。総じてラストは、今までのお祭り騒ぎが、魔法のように一瞬にして、おさまるべきところにぴたっとおさまる。それがジョーンズマジック。ジョーンズの王道。水戸黄門。読後はなんとも爽快!「本は文庫しか買わない!」と心に決めている私ですが、ジョーンズの本だけは解禁です。

別の世界から事業家チェズニー氏がやってきて四十年、魔法世界は今や観光地。主人公が異世界に旅する話はいくらでもありますがこの本は、そんな旅人のために観光事業をしている世界を舞台にしています。
観光の目玉である、本格的な「魔王討伐コース」のおかげで、国の財政は危機に瀕し、町も畑も荒れ放題。チェズニー氏の悪事から魔法界をすくうため、お告げで選ばれた魔術師のダークが妻と、子供である五匹のグリフィンと人間の兄妹達と解決にのりだすが…。

「いいから取りあえず読んで!!!!!」
まだ続くよ ぽちっと →
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