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乃南アサ  凍える牙
深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか?野獣との対決の時が次第に近づいていた―。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。データベースより


正直、中盤まではありきたりな刑事物だな…という印象でした。 
さらっと読むには良さそうな、よくある類の作品かな…と。
女性の警官が、昔かたぎの警官と組む事になり、ぶつかりながらも事件を解決していく。
男社会の中であがき、理解や協力が得られない中にも
老獪な刑事と少しずつ心を通わせていき…。
めげずに媚びずに、屈しない主人公の音道には共感するところも
尊敬する所も多々あるけれど、可も無く不可もなく…な作品だな。
これが直木賞受賞なの?
と、いささかガッカリしながら読み進めていました、が


違った…。
やはり大きな賞を貰うだけの魅力があった!


後半の加速が素晴らしい。
警視庁機動捜査隊の本領を発揮した音道が実に生き生きと描かれ
情感あふれた描写に、ぐんとのめり込み
中盤までのモヤモヤも、この疾走で一気に霧散しました。
がさつな印象とは裏腹な、情深い中年デカ滝沢との関係性も、ぐっときましたね。
気になるところは多々あれど、終盤の展開は見事です。



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JUGEMテーマ:読書
|乃南アサ |comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |