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僕が殺しました×7 二宮敦人
積み本を解消中、発見。…ああ、この作者の本買ってたんだな…と。
多分「!」シリーズと一緒に購入したのだと思います。​
アレを読んだ後なら絶対手に取るはずが無いから。


会場に集められた7人は皆、直前の記憶が無く「リエ」を殺していたという。
誰がリエを殺したのか?という着想は面白い。
しかし、やりたい方向性に実力がついていっていない。
登場人物は7人もいて、それぞれに「リエ」を殺した時の心情、状況を独白していくのですが、パターンが一緒で書き分けが出来ていない。
それも最後まで読むと…まあ、こういう展開なら!?と思わなくもないのですが、だったら7人にする必要性など全くなかった。


錯乱ぶっているけど、表面的で底が浅い。
言葉を重ねれば狂気が表現出来るでしょ?マシンガントークでしゃべり続ければ、こいつ危ないなと思うでしょ?という短絡的な思考が見え隠れする。
さらに補足するかのように主人公の解説がつき…作者の「こう思って欲しい」方向へ誘導しているのだろうけど、説明しないと理解出来ないような恐怖とはなんと陳腐なものか。
説明されればされるほど、心が離れていく。
作者はもっと人生経験を積んで様々な作品を読んで、一筆による重さを思い知らなければいけないと思う。


 
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怪談実話系3
怪談専門誌「幽」のイベントの後で訪れたホテルで怪事件が起こった。
イベントの後なので現場には作家たちが多く、それぞれの視点からその時に起こった現象を描いております。
…これ、正直どうなのでしょう?
その時の興奮や混乱は伝わってきて…編集者たちのガッツポーズも見えてくるような気もしますが、作品としてはイマイチではないかと。
前回が作品として面白いものが多かったので今回も手に取ったわけですが、例えるならスポーツ紙が壁新聞になってしまったような…グレードがごとんと落ちたような気がしました。
その怪事件に関しては、巻頭に4編、巻末のおまけのような扱いで2編載っていますが、その巻末の作品を見ると何となく裏が垣間みれるというか…その場の空気の落差が窺い知れるような描写が切ないです。


この本を手に取ったきっかけは京極夏彦が執筆陣にいたからですが、その作品もイマイチすぎてがっかり…。
まあ、お祭り騒ぎのような怪事件にのっかった作品ではなかったので、その点は流石ですねと大いにホッとしました。
 


 
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最初に探偵が死んだ
これはネーミングセンスが抜群。
題名に惹かれて手に取りました。
帯には「えっ、うそ?まだだれも殺されてないのに…!?」
この言葉のコンビネーションに心を鷲掴みにされましたよ。
まさにキャッチコピーですね。


さて、真っ先に探偵が死んでしまうわけです。
そこからどうやって事件を解決していくのかとても楽しみな展開。
どこからどうネタバレと捉えるか非常に判断が難しいところですが…。
まあ、冒頭とも言える箇所で「G」になってしまう…という。
「あー…そっちかぁ」と少々がっかりした気持ちが無くもなかったのですが、コミカルな展開にサクサク読み進める事が出来ました。
犯人は?次の被害者は?限られた場所から動く事の出来ない探偵が、まさに「安楽椅子探偵」を演じます。
要素を詰め込み過ぎて雑多な印象がありますが、概ね破綻もしていないし、推理モノとしても楽しめるかな、と。
犯人は分りやすいと思います。
 

キャラクターは強く、魅力もそれなりにあったとは思いますが、正直、題名のインパクトを超えるような作品ではありませんでした。
まあ、早い段階でそれが分ったのであまりがっかりする事も無く、後はテンポに乗ってスルッと読了出来ました。
頭休めしたい時に良さそうです。
 
 

 
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猫は密室でジャンプする
文庫になりたてで購入したのに、積み本にしてしまっていた作品。
6作からなる短編集ですが、冒頭のお話がストーカー目線で繰り広げられるので読み進めるのが辛かったのです。
1話目がコレなのはとても納得出来るのですが、のっけから…ヘビーでした。
次の作品からは主人公である「正太郎」の猫目線で進むので、そこからはサクサク読み進められました。


主人公は推理小説家を主に持つ猫。
猫独特(?)の緩くも確かな視点で身の回りに起こる事件を解決するというのがベーシックな展開です。
正太郎の仲間たちの犬や猫との対話や、突飛すぎる推理が見所なわけですが、飼い主の推理小説家のとぼけた性格もなかなか…。
そんな飼い主を生暖かい目で見守る正太郎との対比がユニークです。
そして冒頭の作品はやはり冒頭に持ってくるしかなかったのね…と、改めて思うわけです。
この飼い主の性格を知ってしまうと…ねぇ。


続きが気になるかと言われたら、別段そうでもありませんが、どうしても本が読みたい時に目の前にあったら手を伸ばしてしまうでしょう。


 
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恐怖箱 深怪 戸神重明
通院中の総合病院の売店で購入したシリーズです。
暫く入院していて、久々に売店に行ったら新しいホラー作品がたくさん入荷されていました。
この本も…いかにもおどろおどろしい装丁にも関わらず、5冊在庫がありました。
私以外一体誰が買うのだろうか?といつも思うのですが、何だかんだ回転しているようなので
きっと物好きな方がたくさんいるのでしょうね。。


本作、作者の初単著だそうです。
そのためかどうなのか、誤字脱字、漢字の間違いが多数ありました。
文章の運び方のミスも用法のミスも、たくさんあり…いかにも素人のような印象を受け
まあ、それがある意味新鮮でしたが。


「実話怪談」というシリーズ名の通り、霊的なお話から変わった人の話まで、ジャンルに拘らず
恐怖した話を網羅しているようです。
また作者がクワガタを愛する「虫屋」だそうで、その採取の最中に親しくなった人たちから見聞した話が、比較的多数載っており
、他の実録系の怖い話とはまた違う視点でなかなか斬新だなという印象を受けました。
文法等の間違いが気になりつつも、一人が採取した恐怖話としてはかなり充実した内容になっていると感じました。


 
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被害者は誰?


警視庁の桂島刑事は、頭脳明晰でモデルもびっくりな美形ミステリー作家の吉祥院慶彦の大学のサークルの後輩である。
難事件が持ち上がると吉祥院のもとへ、事件解決のアドバイスを貰いにいく。
4編から成る短編集で「被害者は誰?」「目撃者は誰?」「探偵は誰?」「名探偵は誰?」
とあるとおり、読者への挑戦の色が濃い。
推理というよりはクイズやなぞなぞのようで…アンフェアだなと思う箇所もままあるのですが、
試み的に面白いので読んでいて楽しいです。
桂島刑事の話のみで推理する、
安楽椅子探偵ものですが、探偵役の吉祥院がまあ…いい性格しています。


1話目の「被害者は誰?」は少々、私の現状とも似通っているというか…2人目の妹と3人目のおばさんに似た人が近くにいるので、かなり心に突き刺さりました。
…まあ、あそこまで酷くはないですけど。
被害者面して利益を貪ろうとするタイプには、どう対応したらいいのだろうか?と、余計な事の方に気がいってしまって、オチにはかなりビックリしました。



この作者の他の作品も読んだ事があるのですが、どれも重くてシリアスな印象が強かったので、この作品には少々驚きました。
でも、作者の他の作品が好きな方にはこの軽さが気になってしまうかも。
桂島刑事と吉祥院先輩のコンビは掛け合いもユニークで魅力的なので、もうちょっと読んでみたいなあ…。






 
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神埜明美 相棒はドM刑事  女刑事・海月の受難
読書の箸休めの本…というつもりで手に取ってみました。
さくっと気軽に読めるという意味では、まさにピッタリだったのですが、予想に反してかなり面白かった。
意外にミステリ要素がしっかりしている。。
主人公たちの趣向を捉えた、ある意味斬新な「謎」。
…まあ、普通のミステリだったら1話目のような解決編にはなかなかならないでしょうな。


24歳の女性刑事である主人公がバディを組まされた新人君は、イケメン東大卒のエリートなのに、殴られたりけられたりするのが好き。天然なのに有能な後輩に振り回されつつ、その言動にイライラし、暴力的な教育的指導を行っているうちに懐かれて…みたいな概要です。


二人のコミカルな掛け合いもテンポがよく、適度に砕けているものの、かといってダレすぎない展開が好ましかったです。
結構軽めな作品を書いている作家さんのようで、私はコレ以外は読んだ事が無いのですが、続編が出るのなら読んでみたいな。
二人の今後が(特に何も進展は無いだろうけど)気になるところです。


それにしても係長の石川にはイラっとする…。。
いるんだよねー…こんな風な間違ったフェミニスト。。

 
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公開処刑人 森のくまさん  お嬢さん、お逃げなさい
え?あんな事書いていたのに続編読んだの?
…ええ、読みました。2冊一緒に買ったので、そのまま読みました。


ネットに実名と罪状が晒されたされた者たちを「公開処刑」と称して殺害していく「森のくまさん」と名乗る殺人鬼。
その2代目が現れた…というのがテーマです。
第一印象は「まるでマンガみたい」。
もしくはB級ドラマ。
会話、状況説明、会話、状況説明の反覆。
そこに「想い」がつまっていないから、全く心が揺れない。
言葉が上滑りする。
マンガの原作…というか、マンガの下地という印象です。


前回の薄っぺらさを反省したのか、今回は重目なテーマを扱っていますが…それがさらに中身の無さを露呈している気がする。
特に優平とさとみのお話は、見ていられなかった…。。
通り一遍の何処かで聞いたような台詞ばかりが連なっていて…この作者は心の底から辛い想いをした事があるのかな?とそればかり考えてしまうほど何も心に響かない。


浅い事しか書けないのに、重いテーマを扱おうとするから失敗する。
あっちもこっちも…と色々な要素を織り込まずに、登場人物を絞って、その人物像をもっと掘り下げていけばいいのに…とつくづく感じます。




 
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公開処刑人 森のくまさん
古典を読んでいても時代を感じさせない作品もありますが
身近かなツールやテクノロジーをテーマにしていると
数年後には陳腐になってしまったりする事が往々にしてありますね。
最先端だとか、「今」の常識があっという間に過去のものになってしまったり…。
この作品にもおおいに、その可能性を感じてしまいました。
数十年…いや十年後位には「この本は何言ってんだ?こんな時代があったんだね」とか言われてしまいそうですね。


悪事を働いている者がネットの掲示板で晒されて「森のくまさん」と名乗る殺人鬼が次々と「成敗」していく中、森くまを追う警察、冤罪で襲われる被害者、森くまに心酔する若者たち。
はたして森のくまさんは誰か?…という概要。


序盤は、展開といい文体といい、軽さが気になり…
まあテーマがネットの掲示板という事もあるし、仕方が無いのかなー…と思いながら読み進めていましたが、正直、可もなく不可もなく。
犯人は早い段階でわかってしまいますが、それでも尚「男」と表記していたり、ネットの掲示板での第三者発言の展開がイマイチ陳腐。
こういう手法もあるのでしょうねとは思いますが、諸々、独りよがりなイメージが拭いきれませんでした。
他作家のネット掲示板を扱った作品を見ても、そんなに鼻につかなかったのだけど。
噴飯物…というほど面白くないわけでもないし、ぐいぐい引きつける魅力があるわけでもない。
するっと読めるので、時間潰しにはいいのでしょう。

 
 
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柳広司 怪談
読後…なんだか、モヤっと。。
グレードも低くないし、1話1話もそれぞれオチがあり、不可思議な世界がいかにも怪談という印象。
なのですが…言いようの無いモヤっと感が漂います。。
解説の方が本当、巧い事を言っていて、ものすごく納得しました。
まず、帯にもなっていますが

『ホラーというよりは、ミステリに寄った作りである。とはいえ、すべての謎が合理的に解かれるわけではなく、微妙な不思議さが残る。その怖さの余韻は、なるほど「怪談」と呼ぶにふさわしい。』

これはまさにその通りで、ホラー的要素を期待すると肩すかしを食らいます。
全体的に、きつねにつままれたような雰囲気が漂っております。


『今ではスパイ小説の「D機関」シリーズの…中略…先行作品をアレンジした作品がおおかった。小泉八雲の作品を題材にした本書も、柳のその路線の延長線上で書かれたものといえる。』
…そうか、そこか…引っかかってたのは。と妙に納得。


単独でも読ませる力があるのだから、あえて先行作品に乗っからなくてもいいんじゃないかな?
作者の経歴の事も考えると、軽く扱っていないのは伝わるし、思い入れがあるのも頷ける。
オマージュや踏襲したい気持ちもわかるし、そういう仕掛けがあった方が面白いような気がするのもわかります。
ただ折角の作品が「先行作品」があるために、比較されて「あれより面白くない」とか「あれはこんな解釈ではない」とか「バックボーンを踏まえていない」とか批判されるのって、勿体ない。


え?そこ!??そんな小さい事気になるの?それ気にする方が狭量じゃない!?
というお言葉は重々承知の上ですが、この作者はこの手の作品が多いですよね。
作者に「先行作品」への思い入れがあるように、読者にもある。
…好みって難しいですよね。。

 
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